1、お疲れになりましたでしょう
目上の人をねぎらう言葉としては、一般に「お疲れ様でした」が定番フレーズになっている。しかし「お疲れさまになりましたでしょうか」と半ば疑問形にすると、相手も「いや、そうでもないよ」とか、「うん、疲れたね」と応じることができる。相手に返答の余地を与えることで、コミュニケーションをより深めることができる。
2、くれぐれもお大事になさってください
病み上がりの人や高齢の人へのいたわりの言葉。とりわけ、真冬や真夏などにふさわしく、「まだまだ寒さの厳しい日が続きますので」「毎日暑いですから」と言った後、「くれぐれもお大事になさってください」と言えば、相手をいたわる気持ちがよく伝わる。退院直後の人には、「退院後こそ、お大事になさってくださいね」と言えば良い。
3、とんだ災難でしたね
不慮の事故に遭った人をいたわるフレーズ。こう言えば、詳しい事情を知らなくても、ねぎらいの気持ちを伝えることができる。また「でしたね」と過去形にすることで、言外にどん底は脱したと元気つけることもできる。現在形にするときは、「このたびはとんだ災難で案じております」と言えば心配してる気持ちを伝えられる。
4、ご心痛のほどお察しいたします
家族が入院した人等をいたわる言葉。「さぞかしご心配でしょう」と言うと、相手は当たり前だろう」という気持ちになりかねないが、「お父様が入院されたと伺いました。ご心痛のほどをお察しいたします」と言えば相手は自然に「ありがとうございます」と応じることができる。
5、大変だったね。ご苦労様でした
部下や目下の人をねぎらう基本フレーズ。部下が仕事をやり遂げた時にも、ねぎらいの言葉を言い忘れる上司が少なくない。とりあえず、仕事の評価にかかわらず、まずやり遂げたことに対して褒めれば、部下はそれだけでもほっとできる。同時に自分のことを見ていてくれたんだなと上司に親しみを感じるもの。
6、言いたい人には言わせておきましょう
悪口を言われた人や悪い評判を立てられた人に用いるフレーズ。世の中には、人のことをとやかく言う人や、無責任な噂話を好む人がいるもの。そんな人のことを気にしても始まらないと励ます。この言葉には「自分はそんな悪口を本気にしていない」「私はあなたの味方です」という意味が含まれている。
7、お役に立てることがありましたら、どうぞお声をかけてください
悩み事や困り事を抱える相手に、援助を申し出るときの定番フレーズ。押し付けがましくなく好意を表明できる。「お力になれることがございましたら、気軽に声をかけてください」でもOK。